検索順位が突然下がった!というような場合、Googleからペナルティを受けた可能性はないか、考えてみましょう。中にはインデックスを削除されてしまうようなケースまでありますが、ここでは、ペナルティを受けた際にすぐにチェックしていただきたいポイントを5つご紹介したいと思います。
ペナルティチェックについて知っておきたいこと
Googleは、Webサイトの公開において「品質に関するガイドライン」というルールを設けており、これに違反するとペナルティを受ける仕組みになっています。ペナルティには、自動的につけられるものとGoogleの社員がつけるものがあり、それぞれ内容が少し異なります。
自動的に受けるペナルティ
検索順位を決定するためのGoogleのアルゴリズムが判断するものですが、この場合、ペナルティをつけられたとしても、検索順位への影響は大きいものではなく、インデックスが削除されることも基本的にありません。
そのため、実際にはペナルティが原因なのか、単純に評価が落ちてしまったことが原因なのか、区別がつかないことがあります。
Google社員によるペナルティ
社員によるペナルティは手動で行われ、SEOの影響はかなり深刻なものとなってしまいます。たとえば、インデックスが削除される、検索順位が大幅にダウンするという結果となってしまうのです。なお、こちらの場合は、ウェブマスターツールで確認ができるようになっています。
ペナルティを受けたときにチェックすべきこと
- キーワードが多すぎないか?
ペナルティでもっとも注意しなければならないのでキーワードの数です。キーワードが意図的に詰め込まれたような不自然なページは、ユーザーにとって利便性がよくないと判断され、ペナルティを受けます。キーワードを詰め込みすぎていないか、読んでみて自然な文章になっていないかどうか、チェックしましょう。
なお、同一ページ内のナビゲーションメニュー、ヘッダー、フッターのキーワードも含まれますので、その点にも注意が必要です。
- 隠しリンク、もしくは隠しテキストはないか?
SEO対策として、もっとキーワード(リンク)を入れたいけれど、今以上に入れると不自然になる場合などに、ユーザーからは見えない状態でキーワード(リンク)を埋め込んいると、ペナルティの対象になります。
白色の文字やフォント0の文字がないかどうか、また画像の背後にテキストが配置されていたり、一文字だけにリンクを設置したりしていないかどうか、確認しましょう。
- オリジナリティが全くないコンテンツになっていないか?
同じような構成のページばかりで成り立つサイトは、ペナルティの対象となります。たとえば、ECサイトで、オリジナルのコンテンツがほとんど含まれていない場合は注意が必要です。独自のコンテンツを入れるなどの対策を施しましょう。
- コピーコンテンツが含まれていないか?
他サイトのコンテンツ(動画)をコピーしただけのページ、もしくはコピーしたものを多少編集しただけというページがある場合、ペナルティの対象となります。また、それだけでなく、著作権侵害コンテンツとしてコピー元から訴えられる可能性もあります。
- 過剰なリンク(ページランクをアップさせるためのリンク)が貼られていないか?
ページランクをアップさせるために、相互リンクを過剰に貼ったり、ランクを操作するために購入したリンクを使用したりしていないか、チェックしましょう。特に、サイト内に表示した広告に自社サイトへのリンクを貼っている場合は、nofollow(ページ評価受け渡しを無効化する属性のこと)を使用しましょう。
ペナルティを受けた場合にチェックすべき点をお伝えしましたが、何よりも日々、正しい運用を行うことをルールづけしておくことが大切ですね。