ペンギンアップデートって?

Googleアルゴリズムが頻繁にアップデートされているのは皆さんご承知の通りなのですが、歴史的な出来事に対しては、ペンギンアップデートのように特別な呼称が付与されるのです。いわば、戦国時代というのは戦争が日常的に行われる時代ではあったけれど、桶狭間の戦いだとか、長篠の戦いだとかのように、歴史において重要な意味を持つ戦いには、特別な呼称が付けられているようなものでしょうか。

ペンギンアップデートの何がそこまで重要なアップデートであったのかというと、スパム行為や、Webマスター向けのガイドラインに違反しているようなWebページに対しては検索結果の順位を下げますよ、というアップデートであったという点です。
ペンギンアップデートは多くの人に多大な影響を及ぼしたとされていますが、普段自分の趣味を満足させるためにWebページを覗いているだけのような人であれば、ピンとこないかもしれません。では、何がそこまでの影響を与える要因となったのでしょうか。

ペンギンアップデート以前のSEOを考える

ペンギンアップデート以前のSEOというと、今では考えられないくらい無茶苦茶であったのを覚えています。
例えば、他のサイトからコンテンツを集めてつぎはぎがあまりにも分かりすぎるような、いかにも切って貼ってしましたというのが丸分かりの質が低いサイトを大量に作成してSEOと称したり、ただひたすらにリンクを貼りまくってみたり、もう目的がSEO丸分かりですやんとしか突っ込みようのないような相互リンク集が掲載されたWebページであったりと、検索して的確な情報が欲しい人にとってはうざったいことこの上ないWebページが検索上位にたくさんあったわけですよね。
約10年ほど前でしょうか、わたしは知人にこれがアフィリエイトといって金が儲かるんだ!といって見せてもらったのですが、ただひたすらにリンクを張り付けまくっただけの、幼稚なものであったのをよく覚えています。
当時はよく意味が分からなかったし、実際やってみようとしたものの、こんなもので金が儲かるわけねーだろと思って、そぐに辞めてしまったのですが、今考えるとさすがに10年前であったとしても、自身のしょうもない日常を綴っただけのつまらないブログに適当にリンクを貼り付けただけのものが金を産んだとは考えにくく、大げさにも程がある上にその嘘が産み出すメリットがよく分からない、まるでペンギンアップデート以前のSEOみたいな奴だったな、と今では思います。
つまり、ペンギンアップデートによって、意味の無い、価値の無いSEOがかなり淘汰されるようになったわけですね。